日本体育大学にて
大学・都市パートナーシップ協議会参加大学のSDGs 関連イベント情報「ヨコハマSDGsイベントインフォメーション」に掲載いただいた日本体育大学のイベント:体力測定に11月5日(土)参加するべく日本体育大学へ東急田園都市線青葉台駅からバスで伺いました。
当日は「日体フェスティバル2022」開催中で、天候に恵まれて、とても気持ちのいい秋晴れでした。コロナの影響で、昨年に引き続き規模を縮小しての開催となったそうです。
入口ゲートをくぐると元気な声で学生のみなさんが迎えてくれました。
ゆるやかな坂を登り測定会場へ
測定実施内容はこちらです。
①形態測定
②遺伝子検査(希望者のみ)
③血管年齢測定
④全身反応時間
⑤30秒椅子立ち上がり
⑥握力
⑦8フィート歩行
⑧長座体前屈
⑨6分間歩行
⑩骨密度測定
⑪認知機能測定
⑫2ステップテスト
⑬カウンセリング(希望者のみ)
それぞれの項目の測定方法は測定開始前に測定員の学生さんが詳しく説明してくれたこともあり、当初は最後までやり遂げられるか不安もありましたが、楽しく順調に約1時間かけて測定することができました。最後に健康体力表をもらいました。全国平均と体力年齢が一目で分かり、自身の体力の強み弱みを把握することができました。測定員のみなさま、どうもありがとうございました。
ご担当の岡本孝信先生に伺いました。
〇体力測定はいつから行っているのですか、実施に至った経緯を教えてください。
2010年度から行っています。地域と共生する大学づくりの一環として、また、大学の地域・社会貢献活動の一環として、本学のキャンパスが存在する東京都世田谷区および横浜市青葉区の地域住民を中心とした健康寿命延伸に向けた取り組みとしてスタートしました。
〇体力測定に参加した地域の皆さんの反応はどうですか?
自身の現在の体力水準や経年変化を知る良い機会になることから、好評を得ています。また、一般的な体力測定(握力や長座体前屈など)のみならず、血管年齢(動脈機能)や認知機能の測定もあり、体力と同時に健康状態を知る良い機会になっています。
〇参加したデータなどはどのように活用されていますか?
体力測定の結果は、測定終了後にお渡ししています。お渡しする結果は、これまでの測定結果を蓄積したデータを使用して年代別、性別の平均値から体力レベルを作成し、同一地域で暮らす人々の平均的な体力水準と本人の経年変化を比較できるようにしています。また、希望者に対して、体力測定後には得られた結果を元に、教員または大学院生がカウンセリングを行い、測定結果について理解を深めてもらえるよう努力しています。また、公開講座などを通して、健康寿命延伸に向けた取り組みに関して講演活動を行うと同時に、体力測定の意義についても周知しています。
さらに、体力測定で得られた結果の中から、体力、認知機能、血管機能などの関連性について年代別に比較検討し、研究発表などを行っています。
〇今後、地域または、市との連携で望むことはありますか?
これまで実施いただいている広報誌や役所での広報活動を始め、高齢者施設などにも案内いただけるとありがたいです(コロナ以前に戻った場合)。
また、区が主催する健康関連のイベントなどにおいての積極的に連携していければと思います。
体力測定を終えて、普段から健康を意識して生活していきたいと改めて思いました。そして、健康に年を重ねて行けたらと感じています。継続して参加したいです。
体力測定は40歳以上が対象(しばらくはこの条件の予定ですが、昨年度は65歳以上でした。)です。親世代のみなさま、是非、参加してみてはいかがでしょうか。